自粛でツーリングに行けないので、過去のツーリング写真を見て行ったつもりになる。
去年(2019年)、会社を辞めた。自分の性格は協調性はあるが、組織に向かないことが分かった。
当時の部下には悪いことをしたなぁ、とも思ったが、その部下も会社を辞めたからまぁ、いいか。前回の紀伊半島一人旅から12年。人生のリセットツーリングで再度、紀伊半島一人旅へ。
2019年3月25日。
再び、思い出の紀伊半島へ向けて出発。
今回はセロー225号なので高速道路を使わず、すべて下道を利用。
道志みちを利用して西へ向かう。
富士山、こんにちは。
今回もいい旅になりそうな予感満載。
富士登山を思い出しながら、道の駅すばしりにて朝食。
名物、剛力うどんで旅の力を蓄える。
朝食後は富士山の周りをぐるっとまわって富士宮市へ向かい、国道一号線へ。
平日のツーリングだけに道路もスカスカ。ただ、周りの車が高速並みのスピードでセロー号では怖かった。
ひたすら一号線を西へ向かい、浜名湖へ。
今回は宿を利用せず、キャンプツーリング。
初日のキャンプ地、渚園に到着。
チェックイン時にお風呂を聞くと近くにあるのは民宿だけとのこと。
近場の日帰り湯をググって調べるがめぼしいお風呂はなかった。
キャンプ場にコインシャワーがあるので、夜にコインシャワーで済ますことにした。
とりあえず、設営。
設営後、近くの弁天島を観光し、ファミマで夜の酒を購入。
宴の準備完了。
広いキャンプ場。人が少なくて快適なキャンプ。
夜も静かで、泥酔して就寝。
翌日。2019年3月26日。
ひたすら西へ向かう。
12年ぶりの伊良湖旅客ターミナル到着。
前回同様にフェリーで鳥羽へ渡る。
『さらば、本州』って、渡った先も本州でした。
鳥羽に渡った後に向かった先。
まずは二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)。
今回の旅は神社巡り。
信心などは『これっぽっち』もないが、もともと神社の静かな雰囲気が好きなのと、前回、伊勢神宮の内宮を観光して、その厳かな雰囲気に感動したため、お伊勢参りを目的の旅にした。
そのため、身体を清めるため、二見興玉神社からスタート。
(信心はないが、日本人が気にする様式は結構好き。)
今回の旅も無事カエル。
夫婦岩を観光。
いざ、お伊勢参りへ。
伊雑宮(いざわのみや/いぞうぐう)。内宮の別宮。
二見興玉神社と異なり、人がほぼいなく静かな雰囲気。
いいなぁ、この雰囲気。近所に欲しい。
続いて瀧原宮(たきはらのみや)へ。内宮の別宮。
鳥居の存在感がなかなか。
ここは駐車場が広く、それなりに観光客の姿が。
御手洗場が川ってのが、なんかいい。
『宮』と『神社』がならんで鎮座。
違いは知らない。
お参りした後に昼食。伊勢そばをいただく。
汁が甘めであまり好みではなかった。
今日のお参りはここまで。
宿泊は須原親水広場。無料のキャンプ場。
バイクで20分ほどの場所に温泉とスーパーが併設されている施設がある。
ここでゆっくりと温泉に浸かり、酒と肴を買い出し。
温泉が広く、露天風呂ではテレビも見れる至れり尽くせりで長湯になった。
酒の肴は地元のモノなどなし。いつもと変わらない。
ベーコンくらい焼いて雰囲気を出す。
いつもの肴でも、外で綺麗な景色を見ながら呑めば、いつも以上に酒がすすむ。
夕方、広いキャンプ場なのに真横にテントを張る家族が(父親と子供3人。)。
うぜぇ、と思ってたら。
父親の方が話しかけてきて、さらに、うぜぇ。
父『東京からですか?』
俺『へぇ』
父『うちの息子もバイクに乗ってて、大洗サーキットとかいくんですよぉ』
俺『あー、自分、実家は茨城なんですよ』
で、少し盛り上がって、
俺『家族でキャンプですか?』
父『どこにも連れて行けないので子供だけキャンプなんです』
俺『はぁ』
父『ツーリングですか?』
俺『仕事を辞めたんで、伊勢参りでもしてみるか、と思って』
などなど、この後も暫し会話。
多分、地元の人で、キャンプしてる俺が安全な奴か、確かめたいのと、子供だけ泊めるので、安全なら奴なら、大人の隣がいいと思ったんだろう。
子供を残して去っていった。
『マジか』と思いつつ、隣でキャッキャ、キャッキャしてる子供の声と川のせせらぎを聞きながら、あっ、という間に酔っぱらって就寝。
つづく。